2024年8月3日(土)
東京都国分寺市にある都立殿ヶ谷戸庭園に行ってきました。
休園日 年末・年始
入園料
一般 150円
65歳以上 70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
アクセス
JR中央線、西武国分寺線・西武多摩湖線「国分寺」下車 徒歩2分
駐車場 駐車場なし(近隣コインパーキング利用)
東京都名湧水57選にも選ばれている「次郎弁天の池」が園内にある回遊式林泉庭園です。
園内は斜面になっており、野原、竹林、池、湧き水と様々な景色が次々と目の前に現れ、飽きずに楽しめます。
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JR中央線・国分寺駅の南口を出て、ほんの2分。 「こんな駅前に名水があるの?」と疑いたくなるような立地に、その森は現れます。
一歩門をくぐると、外の喧騒が嘘のような静寂。 ここ「殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)」は、国指定の名勝であり、東京の名湧水57選にも選ばれている、知る人ぞ知る癒やしスポットです。 武蔵野の台地が生み出したダイナミックな地形と、こんこんと湧き出る清水。 大富豪が愛した「武蔵野の別荘」の世界へご案内します。
三菱財閥・岩崎家の美学が息づく「和洋折衷」の庭
この庭園、ただの公園ではありません。 元々は、大正時代に江口定條(後の満鉄副総裁)の別荘として整備され、その後、三菱財閥の岩崎家が買い取り、今の形に完成させました。
面白いのは、その構造です。 台地の上(入ってすぐのエリア)は、広々とした芝生が広がる明るい「洋風」の庭。 そして崖を降りた下段は、湧水池を中心とした鬱蒼とした「和風」の庭。 この**「和洋折衷」と「高低差」**の組み合わせこそが、当時の別荘文化の粋(すい)を感じさせます。 もし1970年代の「庭園を守ろう」という住民運動がなければ、ここは開発されて駅前のビル群に変わっていたかもしれません。守り抜かれた奇跡の森なのです。
国分寺崖線が生んだ奇跡。「次郎弁天の池」と湧き水
庭園のハイライトは、急な階段を降りた先にある「次郎弁天(じろうべんてん)の池」です。 ここはいわゆる「ハケ」と呼ばれる国分寺崖線(がいせん)の底。 崖の上と下では、気温が数度違うのではないかと思うほど、ひんやりとした空気が漂っています。
池の水源は、崖の下から絶えず湧き出している本物の湧き水。 「東京の名湧水57選」に選ばれたこの水は、かつて「次郎弁天の清水」と呼ばれ、野川の水源の一つにもなっています。 透き通った水面には周囲の木々が鏡のように映り込み、鯉が優雅に泳ぐ姿も。 耳をすませば、さらさらという水の音と、野鳥の声だけが響く、まさに「都会のオアシス」です。
数寄屋造りの茶室「紅葉亭」から見下ろす絶景
崖の地形を一番楽しめる特等席が、高台に建つ茶室「紅葉亭(こうようてい)」です。 ここからの眺めは、まさに殿様気分。 眼下に広がる湧水池と、燃えるようなモミジの木々を一望できます(その名の通り、秋の紅葉は圧巻です!)。
そして、静寂を破る「カコーン」という音。 池のほとりにある「鹿おどし」の音が、庭園の静けさをより一層引き立てています。 ベンチに座ってぼんやりと水を眺めているだけで、ここが東京であることを忘れてしまいそうです。
京都のような風情?空を覆う「孟宗竹」の竹林
湧水エリアへ降りる途中に現れる、見事な竹林も必見です。
ここにあるのは日本の竹で最も大きくなる「孟宗竹(モウソウチク)」。
空を覆い尽くすほどの緑のトンネルは、光の入り方がとても幻想的。
風が吹くとサワサワと笹が鳴る音も心地よく、着物で歩きたくなるような和の風情が漂っています。
入園料150円で買える、至福の休息時間
これだけ本格的な日本庭園でありながら、入園料は一般150円(65歳以上は70円)という安さ。 散策の所要時間は30分~40分ほどです。
駅周辺でのランチや買い物のついでにふらりと立ち寄れる気軽さも魅力。 コンクリートジャングルに疲れたら、国分寺の「ハケ」の下で、湧き水の音に耳を傾けてみませんか?





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