京王線と東急世田谷線が交差する、世田谷区 下高井戸駅周辺 を歩きました。(2026年5月23日訪問)
現在、京王線の連続立体交差事業(高架化工事)が進められており、長年街のシンボルとして親しまれてきた「下高井戸駅前市場」も、惜しまれつつその歴史に幕を下ろしました。
今回の街角アーカイブでは、大きく姿を変えようとしている下高井戸の「今の風景」を記録するとともに、Googleストリートビューのタイムスリップ機能を活用し、今はなき昭和レトロな市場の面影を振り返ります。
古き良き個人商店が並ぶ商店街から、学生街の活気、そして地元で愛され続ける名店まで。変わりゆく景色と、色褪せない街の魅力が交差する下高井戸の街歩きをお届けします。
地図の青いラインをタップすると動画へリンクします
“http://www.youtube.com/channel/UCl9TsaDOeCD5G9ICP-4HUvw?sub_confirmation
下高井戸駅前市場跡地

駅前にかつて存在し、長年地元の人々に愛され続けた「下高井戸駅前市場」の歴史をストリートビューで振り返ります。
再開発によって惜しまれつつ姿を消した、昭和の空気が漂うディープな空間。
活気に満ちた商店がひしめき合う、どこか懐かしくて温かい日常の風景。
変わりゆく街の記録として、在りし日の姿をご覧ください。
🎬ユーチューブ動画チャプター
00:00 オープニング
01:42 ルートマップ
01:48 ストビュータイムスリップ
1956年(昭和31年)に開設され、約68年にわたり街の台所として親しまれた「下高井戸駅前 市場」、その跡地です。
京王線の高架化工事と駅前再開発に伴い、2024年3月に惜しまれつつ閉場。
昭和の面影を色濃く残すトタン屋根と、狭い通路にひしめき合っていた生鮮店や惣菜店。
現在は更地となってしまった貴重な姿を、在りし日の記憶とともに振り返ります。
02:06 ストビュータイムスリップ
2013年6月の様子 道路を挟んで市場がありました。
02:20 ストビュータイムスリップ
2013年6月の様子 市場内にあった「三友 下高井戸店」
02:44 ストビュータイムスリップ
2009年7月の様子 市場北側
03:27 ミートショップ伊藤
創業40年超。名物ジャンボシュウマイや無添加の手造り惣菜が並ぶ老舗精肉店
04:39 ストビュータイムスリップ
2022年10月の様子 市場南側


北口レンガ通り

駅北口から甲州街道へと真っ直ぐに伸びる、風情ある北口レンガ通りを歩いていきます。
昭和の面影を色濃く残す、味わい深い老舗や個性豊かな個人商店の数々。
時代とともに少しずつ姿を変え、今はなき店舗が紡いできた街の懐かしい記憶。
ストリートビューで過去の景色と現在の街並みを見比べながら、ゆったりとした散策をお楽しみください。
🎬ユーチューブ動画チャプター
05:10 ルートマップ
05:29 北口レンガ通り
駅前の踏切から甲州街道へと続く、全長約150メートルの通り。小規模ながら歴史ある個人商店が数十軒ほど点在しています。賑やかな駅前とは少し異なり、古書店や老舗の石材店など昭和の面影を色濃く残す、静かで落ち着いた雰囲気の商店街です。
05:53 古書豊川堂
昭和レトロな雰囲気が漂う老舗古書店。現在の営業は土曜日のみという、知る人ぞ知る貴重な存在。一般的な小説から人文科学系の専門的な研究書まで、本好きを唸らせる充実の品揃え。
多くの学生や読書家に愛されてきた、昔ながらの古本屋の魅力がここに詰まっています。
06:30 ストビュータイムスリップ
重厚な日本建築が目を惹く、昭和の趣を色濃く残していた立派な店構え。
惜しまれつつ閉店した柏木精米店の様子がうかがえます。
06:42 ストビュータイムスリップ
2009年7月の様子 ふーどれっとつるかめ下高井戸店がありました。
07:26 ストビュータイムスリップ
2013年7月の様子 福田石材店がありました。


日大通り

駅の南側に広がる、活気あふれる「日大通り」へと足を進めます。
キャンパスへと続く道沿いに並ぶ、学生の胃袋を支える安くて美味しい飲食店の数々。
新旧の店舗が心地よく混在する、地元住民と若者たちが行き交う賑やかな日常の風景。
昭和の面影を探しながら、グルメも街歩きも存分に楽しめるエリアです。
🎬ユーチューブ動画チャプター
07:56 ルートマップ
08:02 日大通り
駅を中心に日本大学のキャンパスへと約650メートル続く、活気あふれる「日大通り」
下高井戸全体で250軒ほどある店舗の中でも、特に飲食店が密集するメインストリート。
いつも若い活気であふれている賑やかな学生街の魅力をお届けします。
08:29 スタープラザ
築半世紀近くの歴史を持つ複合ビル。
フィットネスジムやクリニックなどの各種テナントが入り、現在も地域住民の生活を支えてます。
昭和の面影を残すレトロな外観と、下高井戸の街並みに自然と溶け込む味わい深い佇まい。
どこかノスタルジックな魅力がある建物です。
10:58 MR.HIPPO COFFEE 下高井戸駅前店
可愛いカバのマークが目印の、ゆったり落ち着ける駅前のおしゃれなカフェ
11:27 ストビュータイムスリップ
2009年9月の様子 踏切南側から見た「下高井戸駅前市場」
11:45 ストビュータイムスリップ
2009年9月の様子 市場東側
12:24 肉と惣菜の堀田
創業40年超。地元住民に愛される、揚げたての自家製惣菜が自慢のお肉屋さん
13:15 NIEW(ニュー)
旬の食材を活かした料理と豊富なワインを、カジュアルに楽しめる人気ビストロ
補助128号線予定地を歩く

ここからは、京王線の高架化事業とともに整備が進む都市計画道路の予定地を歩いていきます。
街の未来に向けて、大きく姿を変えようとしている沿線の風景。
かつてそこにあった静かな日常の記憶と、住宅街に現れた新しい空間。
ストリートビューで過去の姿を重ね合わせながら、生まれ変わる街の息吹を感じてみてください。
🎬ユーチューブ動画チャプター
14:22 ルートマップ
桜新町から下高井戸方面へ抜ける都市計画道路「補助128号線」。
2031年3月の完了を目指し、京王線の高架化と連動して甲州街道へと繋ぐ約170メートルの新設工事の様子を、昔の様子と比べながら歩きます。
15:19 ストビュータイムスリップ
2016年3月の様子 世田谷区松原3丁目40辺り
15:55 ストビュータイムスリップ
2009年9月の様子 補助128号線予定地
16:23 CAFE VERDE(ヴェルデ)
こだわりの珈琲や手作りスイーツを味わえる、落ち着いた雰囲気が魅力のカフェ
しもたか サブロード~下高井戸シネマ

線路の南北を繋ぐ生活の動線を抜け、長年愛される街の文化が根付くエリアへと向かいます。
🎬ユーチューブ動画チャプター
18:29 ルートマップ
18:38 しもたか サブロード
駅の南北を地下で結ぶ、歩行者と自転車専用の地下通路です。
開かずの踏切を避けて安全に行き来できる、地域住民の日々の生活に欠かせない便利な生活動線。
現在進められている京王線の高架化工事が完了すれば、踏切自体がなくなり南北の往来が劇的に変化します。
それに伴いいずれ役割を終えて姿を消す予定の、今だけの貴重な地下通路の様子を記録しました
19:47 小倉庵 下高井戸店
下高井戸駅のすぐそばに位置する、行列の絶えない大人気店。
世田谷区の経堂に本店を構え、その高い人気から暖簾分けを含め店舗を広げている名店。
名物の「羽根付きたい焼き」は、パリパリの香ばしい薄皮と、中にぎっしり詰まった自家製餡が格別の美味しさです。
定番の小倉あんやカスタードのほか、毎日変わるユニークな日替わり餡も大注目。
動画の最後には、実際に購入して味わう食レポシーンもありますのでぜひ最後までご覧ください。
20:02 ストビュータイムスリップ
2009年7月の様子 酒処 吾作があります。
20:54 下高井戸シネマ
1958年に前身の「下高井戸東映」として誕生し、現在は座席数126席を持つ歴史あるミニシアターです。
邦画や洋画の話題作から往年の名画まで、1日に最大5〜6本を日替わりで上映する、映画ファン垂涎の貴重な映画館。
独自の視点で組まれる監督・俳優の特集上映や、商店街とタッグを組んだ地域密着型の「しもたか音楽祭」など趣向を凝らしたイベントの数々。
配信では味わえない、街の映画館ならではのカルチャーとどこかホッとする空間です。

小倉庵で購入した「たい焼き」小倉あんとチョコカスタードを食レポ
散策の最後は、先ほど立ち寄った「小倉庵」の絶品たい焼きを実際にいただきます。
枠からはみ出すほど大きな「羽根」が付いた、見た目のインパクトも抜群な名物の薄皮たい焼き。
定番の「小倉あん」に加え、甘すぎずクリーミーな風味がたまらないこの日の日替わりメニューの「チョコカスタード」。
パリパリの食感や贅沢に詰まった中身の魅力を、こだわりの食レポとともにたっぷりとお届けします。


高架化事業と周辺整備が進み、これから数年をかけて劇的な変化を遂げていく下高井戸。
長年親しまれた「駅前市場」の解体をはじめ、慣れ親しんだ昭和レトロな街並みが姿を変えていくのは少し寂しさもあります。
しかし、開かずの踏切の解消や新しい道路の整備など、より安全で快適な街へと生まれ変わる未来への第一歩でもあります。
失われゆく古き良き面影を記憶に留めつつ、新しく紡がれていく下高井戸のこれからを、これからも温かく見守っていきたいと思います。


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