巨大ターミナル駅・池袋から電車でほんの数分。板橋駅の改札を抜けると、そこには時計の針が少し遅れて進んでいるような、不思議な空気が流れていました。
今回の散歩コースは、板橋駅東口から「きつね塚通り」、そして「御代の台仲通り商店街」へ。 一歩路地裏へ足を踏み入れると、そこはGoogleストリートビューさえも入り込めない「空白地帯」。車が通れないほどの細い道、軒先を彩る植木鉢、どこからか漂う夕餉の匂い……。
まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような、懐かしくもディープな迷宮へ、ご案内します。
地図の青いラインをタップすると動画へリンクします。
板橋駅東口~ストリートビュー空白路地
散歩の始まりは、JR板橋駅の東口から。 駅前の喧騒を離れ、線路沿いへ一歩足を踏み入れると、そこにはGoogleマップのストリートビューさえも途切れてしまう『空白地帯』が広がっていました。
車はもちろん、すれ違うのもやっとの極細の道。 すぐ脇を走る電車の音と、路地裏の静寂が交差する不思議な空間です。 地図には映らない、まるで昭和の時代に置き去りにされたようなディープな東京の素顔を、まずはここから歩いていきます。
🎬ユーチューブ動画チャプター
00:00 オープニング
00:50 ルートマップ 板橋駅東口~線路脇の路地
01:47 らーめん玉彦
濃厚な魚介豚骨スープが自慢。もちもちの太麺と絡む、板橋駅東口の実力派。
02:42 ストビュー空白地帯
東京都北区滝野川6丁目86−10周辺路地
02:57 kitchen55(キッチンゴーゴー)
伝説の映画館「文芸坐」のカレーを復刻。昭和の香りが漂う、路地裏の洋食店。
かつて池袋の映画ファンのお腹を満たしたあの味が、時を超えて板橋の迷宮で蘇ります。「知らないと辿り着けない」ような立地も相まって、まるで宝探しのような高揚感も味わえる名店です。
04:53 ストビュー空白地帯
東京都北区滝野川6丁目86−14辺りの路地

きつね塚通り商店会
ストビュー空白地帯の路地を抜けて辿り着いたのは、旧中山道から続く古き良き商店街、「きつね塚通り」。 かつてこの辺りに狐が棲んでいたという伝説が名前の由来となっている、なんとも物語めいた通りです。
ここには、まるで昭和から時が止まったかのような景色と、新しい時代の息吹が不思議なバランスで混ざり合っていました。 天井までおもちゃが積み上がる伝説のお店や、ふと現れる本格的な異国の味。 歩くほどに発見がある、味わい深い「きつね塚」の迷宮をご案内します。
🎬ユーチューブ動画チャプター
08:33 ルートマップ
09:13 きつね塚通り商店街入口
昔、狐が棲んでいたという伝説が由来。昭和の風情が残るレトロな商店街。
11:08 SAI GON TO GO(サイゴントゥーゴー)
注文を受けてから作る本場の味。パリッとしたパンが自慢のベトナム料理専門店
11:40 さいとう玩具
天きつね塚通りでも一際異彩を放つ、伝説のおもちゃ屋さん。
店内は床から天井まで、プラモデルやフィギュア、懐かしのブリキ玩具などが所狭しと並び(積み重なり)、その光景は「おもちゃの魔窟」と呼ぶにふさわしい迫力。
「これ、昔持ってた!」という懐かしい出会いが必ず待っています。
崩れ落ちそうなほどの在庫の山をかき分けながら、自分だけのお宝を探し出すワクワク感は、ここでしか味わえない貴重な体験です。
12:54 ストビュータイムスリップ
東京都北区滝野川6丁目75周辺の2020年と2010年の様子

御代の台仲通り商店街
狐の伝説が残る道を抜け、さらに滝野川の奥深くへ。 続いて足を踏み入れたのは、全長約250mにわたって個人商店が軒を連ねる「御代の台仲通り商店街」です。
ここは観光地というよりも、地元の人々のための「生活の場」。 ふとした路地裏に潜むタイムスリップ・スポットを経て、商店街のメインストリートへ。 軒先からは、日々の暮らしの温かさが伝わってきます。
そして今回の散歩のゴールには、甘く香ばしい匂いに誘われて辿り着いた、「絶品スィーツ」が待っていました。 心もお腹も満たされる、温かい商店街歩きの始まりです。
🎬ユーチューブ動画チャプター
14:04 ルートマップ
14:48 よろず屋いちばん
不用品買取から遺品整理まで!困った時に頼れる、地域密着の便利屋&リサイクル。
15:15 ストビュータイムスリップ
東京都北区滝野川6丁目63−6辺りの2010年1月の様子
16:27 御代の台仲通り商店街
全長約250mに数十店舗が軒を連ねる、昭和の面影残る生活商店街。
17:55 川直氷室(かわなおひむろ)
昔ながらの「氷屋さん」が作る、絶品の今川焼。
夏はかき氷、冬は熱々の甘味と、季節を問わず地元の人々の胃袋を支え続ける名店です。
店頭では、慣れた手つきで次々と焼き上げられる今川焼の湯気が立ち上り、それだけで食欲をそそられます。
焼きそばやおにぎりといった軽食も充実しており、近所にあったら毎日通いたくなるような安心感。口いっぱいに広がるあんこの甘み。これぞ商店街食べ歩きの醍醐味です。
19:21 くろっぷ18
静かな音楽と仕切りある座席でリラックス。顔エステも充実した、大人の理容室。
20:31 川直氷室で購入した今川焼の”あん”を食レポ。

板橋駅前の「ストリートビュー空白地帯」から始まり、伝説の残る「きつね塚」、そして生活感あふれる「御代の台仲通り」へ。 今回の散歩コースは、単なる移動ではなく、まるで昭和という時代を旅しているような不思議な感覚に包まれていました。
地図には描かれない細い路地、積み上げられたおもちゃの山、そして地元の人々に愛され続ける温かい今川焼。 ここ滝野川には、再開発で失われつつある「東京の原風景」が、今も色鮮やかに息づいています。
ブログでは伝えきれない路地の静けさや、商店街の活気、そして街全体の空気感は、ぜひ動画本編で体感してください。 皆様も、今度の休日はこのディープな迷宮へ迷い込んでみてはいかがでしょうか。


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